ブラックボロサスセッションの続編。まあシナリオ上は単発ミッションになります。
今回はPC達に装備制限を課そう!という趣旨でシナリオを組んでおりました。PCがガンドック側だと、装備制限させる理由ってのが意外と難しいからね。
つうわけで、(それでも結構悩んだ)今回の導入はこんな感じ。
--シナリオ概要
メキシコのとある研究施設で新型の戦闘ドラッグが研究されていた。ブラックボロサスのエージェント「Ms.ウェブ」はこの研究施設にスパイを送り、その研究成果を手中に収めることを目論んでいたが、大詰めを迎えて諜報活動の一部が露見。研究施設は、元ガンドックの企業傭兵によって軟禁状態とされてしまう。PC達は研究施設からデータが持ち去られる前に、研究成果の奪取を行わなければならない。
警戒厳重なこの敷地内での侵入は、近くの治験施設をベースとして始められるが、この施設に持ち込める装備は、現地に用意されたものを含めごくわずかである。 今回も教育上よろしくないシナリオですな。で、このシナリオの補足条件は以下のとおり。
- シナリオ制限時間は3日間。
- 研究施設の内部構造は既に把握済み。
- 施設にはスカ/オペのスパイが軟禁されている(彼女の正体はまだ把握されていない)。
- PC達が持ち込める装備品は「チーム合計で」4×4の装備スペース分。
- いくつかの防具、脱出のための爆発物、その他一部の装備品は既に用意されている。
- 施設の護衛側は元ガンドック3名を含む約12~16名の部隊。基本2マンセルで行動。
こんな感じで、「少ない装備をやりくりして突入してね」つうシナリオ。
今回のPCは6名だったので(アサ/コマ、アサ/スナ、スカ/デモ、オペ/デモ、グラ/スカ、メディ/パイ)、なんと一人当たりの装備スペースは単純計算で2.6マス!。一部の装備品は現地に用意されてましたが、それでも足りない足りない。
結局イロイロやり取りしてMP7とS&WM29、手投げナイフ10本、その他PC等の道具類と弾薬って感じになりました。
実際のプレイでは、夜中に鉄柵の下にトンネルを作って行動開始。6人全員が素晴らしい隠密行動で施設に侵入し、さっくりと地下まで入り込みます(かなり見事だった)。
そこから先は2マンセルで警戒中の相手を排除していくわけですが、小型の武器しか持たないPCには3Aアーマーが硬く、通路の中で複数の方向から出てくる敵と連戦するハメに。ここでは1撃のパワーがでかいM29とブンブン突き抜ける投げナイフが大活躍。クラスアーツを使って十字砲火を掛けた敵アサルトが一時退却しますが、それは次の部屋で待ち伏せしている敵スナ/コマの策略。追いかけてきたアサ/コマに対してクラスアーツ満載の急所攻撃をプレゼントします。
この攻撃でアサ/コマのキャラクターがHP-10まで行ったんですが、致死判定に驚くべき粘りを見せて命を繋ぎ、続くスナ/デモにお返しの急所攻撃を指示してこれがものの見事にヒット&転倒。敵コマンダーはこっそり戦闘ドラッグを服用して強化してあったんですが、転倒させられちゃあしょうがない。順次各個撃破ののち戦闘終結。
大目標達成で小目標は残っていたものの、PC側のケガも大きく無理せず撤退を選択し、重傷者はいたものの死人は無しで帰還。
で、自分的感想&反省
・地図はあったものの、それ以外の事前情報が調べにくかったかも・・
・今回は変形TRS使用なし。その代わり敵方失敗(判定を-20%ペナでやり直させる)のチームクラスアーツを双方2つずつ所持。侵入の際に発見を遅らせるなどなかなか面白かったかと。
・相変わらず戦闘はドキドキです。メディック大活躍。
こー悪役らしく損耗率の高いセッションを目指してましたが、やっぱPCって頑丈ですね。
まあ次回は、PC本人は死ににくいセッション(でも知恵を絞らないと失敗する)でも捻ってみますかね。
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