-UC0085。一年戦争から6年が経過してなお、未だ地球圏は混迷の時代を続けていた。
ルナIIに居を構える独立組織DFCはスペースノイドの独立を旗に掲げながらも、他の二陣営と方策を異にする集団である。彼らは時としてシャアの率いるネオジオンと同調し、またギレンの率いるジオン軍と共闘しながら、自らの望む理想へ向けて妥協と闘争を繰り返していた。
ジオン・DFC・アクシズの3勢力が結託して行われた襲撃作戦が成功に終わり、ティターンズが宇宙でのイニシアティブを失う中、ジオン公国は乾坤一擲の大攻勢を計画した。彼の勢力に徹底的な打撃を与えるために発案されたのが、月軌道上の艦隊を渦の如く囲みながら戦力を削ぎ落とし、月面から撤退を図る部隊をコロニーレーザーによって殲滅する「メールシュトローム作戦」である。
ギレンの選民思想には相容れないDFCではあったが、ソロモンのドズル中将とは比較的良好な関係を築いており、ティターンズ排斥はDFC側としても目指すところであったため、同盟としてこの作戦の一翼を担う事となった。先の作戦でも功績を上げたPC達は、要撃部隊としての立場、つまり最も苛烈な戦場での活躍を見込まれていたのだった-
メンバー
ユリウス = ヴェッカー 乗機:ORX-013(ガンダムmkV)。中佐。プレイヤー自分
マーク・シラー 乗機:RMS-143(ゼク・ドライ)。中尉。
我那覇 志麻 乗機:RMS-99B(シュツルムディアス)。中尉
花諷院 沙輝 乗機:AMX-004G(量産型キュベレイ)。NT+強化人間。中尉
ミケーネ・コーラル 乗機:MAN-010(ゲー・ドライ)。NT。少尉
フローティリア・マーレイ 乗機:MSZ-006C1[Bst](Zプラス・ハミングバード)。曹長
旗艦:ネェル・アーガマ 僚艦:サラミス改×2
キャンペーンでの勢力状況はこんな感じ
ジークジオンキャンペーンはZ・ZZ世代に突入しております。各プレイヤーの希望を聞きつつ、技術供与なり同盟の見返りなりを追求した結果、ものすごいドリームチームになってますね。気前良くGMが機体くれるっつうことは、その分シナリオの難易度も上がっていくって事なんですが・・・
というわけで、今回は月ティターンズ壊滅のためのメールシュトローム作戦。キミたち侵攻中に危険な部隊見つけたら叩いて来てね!っていうシナリオでした。
戦闘はそんな要撃の2MAP。このキャンペーン、ティターンズはだいぶ劣勢でMS・MAの開発能力も低下しており、敵MSはジムIII・ヌーベルジムIIIに隊長機がバウンドドックという編成(地上はアッシマーが頑張ってる様子)。んで、PC側が相対する敵部隊には虎の子の強化人間と専用MSたるサイコガンダム様が鎮座しているという具合でして。
こちらは高火力・長射程のビームスマートガンとサイコミュ兵器が多く、敵に危険なミサイル火力持ちのジムIIIが多くてもアウトレンジ攻撃で順調に落としていけるわけですが・・・サイコガンダム、お前だけはダメ。Iフィールドの効能が強烈で有効な攻撃が殆ど存在しないわけなのです(クレイバズーカは純粋に装甲が厚すぎて有効打にならない)。
1MAP目は我那覇の渾身の一撃がサイコガンダム(無印)のDCPを誘発させて勝利したものの、2MAP目で出てきたサイコmkIIはもうダメ。火力と機動力に優れるゲードライが敵背面へと回り込もうとしたところ、隣接ヘックスからの腕2本からビーム10本+4ヘックスからの腹部拡散メガ粒子砲の一斉射という特盛り攻撃であっという間に沈黙。その他にも硬い硬いエースパイロット乗りのバウンドドックを2機撃墜するも、さらに3機が戦場に残存している状況が判明したりして総員撤退を決断。PC全員のラックが尽きる中、ゲードライ・ハミングバード・シュツルムディアスを失うもなんとかPC死亡だけは免れて帰還できた状況となりんした。
作戦については量産機の半数以上を撃破し、サイコガンダムmkIIについても一定時間の足止めが行えたため、成功とは言えないまでも、失敗扱いにはならないといったところ。ティターンズの壊滅は成りませんでしたが、勢力維持が困難な状況までは追い込んでいるため、覇権からは脱落確定という状況になった模様です。
そんな感じでまる2日間ボード戦闘を楽しませて戴きました。次回はゲーム時間で2~3ヵ月後、今度はギレンのジオン軍と戦端を開く事になりそうです。しかしドズル閣下とは戦いたくないなぁ・・
つうわけで、シナリオ・敵データ・戦術解説MAP・MSチットなどなどなどなど、いろいろ用意していただいたスーパーGMのこーしぃさん含め、職場が全国に離れたりしてなかなか会えないでおりますがプレイヤーの方々、大変ありがとうございました。チャットセッションを挟みつつ、次回も元気な顔で会える事を楽しみにしております。