--シナリオ概要
連邦最期の宇宙拠点であるルナII。ジオン軍はソロモン戦の勝利に乗じ、この宇宙要塞の攻略作戦を開始した。PC達は前回、なんとか目標であるポート攻略を果たしたが、ルナIIよりの敗退戦力をサイド7の残存勢力が纏め上げ、背水の陣で向かってくるとの情報が入る。戦後の(ジオン軍内部での)勢力争いも絡みつつ、PC部隊、シーマ部隊、マツナガ部隊の3勢力がこの阻止戦力として選ばれ、おそらく最期の戦いが始まった--我らPC部隊
ラインガウ(乗機:MS14SL)
わが部隊の女傑。恐るべき胆力の持ち主で、ドズル中将にも啖呵を切れるほど。その調達能力は部隊のMS装備ランクを数ランク上げるばかりか、ソロモン防衛用のビグザムを前線に狩り出した事も。戦闘では索敵メインでしたが、今回はスナイパータイプのバックパックを背負って参戦。結構戦果も上げてたけど、スナイプ無双というよりはやっぱりカリスマ無双。
サクヤ(乗機:MS15C)
ぽややーんとした女性パイロット。現在はギャンキャノンで後方支援担当ですが、何気にクラッカー投げのスキルが高いあたり歴戦のザク乗りだったりする。何でも無いところで墜ちるってのが中の人の希望でしたが、今回は果たせず。キャノンの命中率も高かったですが、数で押してくる航宙機部隊を速やかに落としていくあたり、むしろザクマシンガン無双でした。
GGG(乗機:MS13)
ドズルに心酔するギレン配下兵。超レアMSのガッシャ乗りですが、やっぱスキルあると強いんですよこれが。「あれ」が敵のクリティカルポイントに吸い込まれていく様は脅威としか言いようが無いハンマー無双。
カシマ(乗機:MA05M)
ギャンキャノンからモビルアーマーへと乗り換え。前回の戦闘ではスキルが無かったため、ビグロマイヤーよりギャンキャノンの方が戦果大きいとかありましたが、今回は大活躍なMAP兵器無双。他のMAPの様子を探ってくれたりとか、割と渋いプレイでした。ついでに被DCP時のダイス目も素晴らしかった。
ジョージ(乗機:MS14SE)
元ビグザム航行担当。その戦果で上げた確認スキルを活用するため、偵察機仕様のゲルググで参戦。敵の確認が出来ないと攻撃もままならんので非常に重要なポジションでした。盾もって中衛ポジションも果たしてくれた素敵索敵無双。
フリッツ(乗機:MS15KG)
君が墜ちるまで突くのをやめない!なギャン乗り。とりあえず有名な将軍がいれば、そこまで突っ込んで刺すのが仕事。戦果もでかいが失機も多いぞな中の人は自分。ラス前までは敵MSのコックピットを突きまくってウハウハしてましたが、最期にカッコ良さを狙って落とされてしまうあたり、ガッカリ無双だったかもしれんです。
二号機(乗機:MS15B)
ギャン隊の2番機で名前も決めたはずなんだけど、通称二号機。いあ、PCじゃないんですが、てかオラがダイス振ってるんですが、何故かやけにダイス目のいいNPC。同じ人がダイス振っている筈なのに、フリッツと二号機では結果が全然違うという不思議なNPCキャラ。GMの目の敵にされるもやっぱり生き残るってかついにNTにまで覚醒。
--セッションの流れ
いつもどおり数の連邦vs質と気合のジオン軍という形式のヘックス戦がメイン。で、今回から艦船の弾幕射撃に関するルールが変更になって弾幕効果が薄れたことから、「こっちも当てやすいけど向こうも当てやすい」という状況が発生し、これが戦闘にどう影響してくかも大きなポイント。
あと、前回のMAP戦では自軍MSも多かったものの、敵MSはそれに輪を掛けて多かったため戦闘解決に時間が掛かっており、今回のシナリオでは小規模MAP中心での戦闘となりました。実際ターン進行はだいぶ早かったと思います。
前半(1MAP目)の戦闘では航宙機の多い編成の連邦軍と相対し、1ターンに数機ずつ倒していくも後方からの増援も含めた殺到作戦によって倒した敵以上に敵が集まり、旗艦ザンジバルIIの直近ヘクスまで詰め寄られてビーム・ミサイルを食らうというドキドキ展開。必死の敵排除とザンジバルの粘り(カシマのダイス目ともいう)があって勝利。
後半(2MAP目)の戦闘では、MSを主体とした敵の編成に対してじりじりとリソースを失っていく中、頼みの綱のラックポイントがついに尽き、ジョージ、サクヤが失機。挽回策として敵旗艦を廃して士気を挫き、降伏勧告で戦闘を終結させる目論見をしたものの、敵マゼランに乗り込む際の対空砲火でフリッツ撃墜。代わりにラインガウがその鬼カリスマで事態を終結という展開になりました。
--感想
PC達はかなり成長してる&弾幕補正が下がって攻撃が成功しやすい為に、結構な勢いで敵を倒せるのですが、それを上回る物量が襲い掛かるという「懐かしきオークダンジョン」状態(RO知らない人ゴメンナサイ)。イニシアティブとか被弾箇所とかで一喜一憂できたのが楽しかったです。
3連休とはいえ、メンバー全員が集まれる時間は土曜日の朝から日曜の3時過ぎぐらいまでであったため、かなーり詰め込んでダイス振ってましたが、ラストはちょと時間に押されてバタバタしちゃったのが少々心残りです。
いや、自分が最期にDCP失敗せねばもっとすっきり終わってカシマのビグロも失機すること無かったはずなんですが、自分がツメに弱いってのを失念して、俺カコイー的な解決を狙ったのが敗因かもしれません。割と今回ダイス目は良かったのでいい気になってましたが、やはり状況に応じた損失・獲得リソースの分析と行動選択こそが良い結果を引き寄せるわけで。危険を冒しそれを乗り越えるのは判りやすいカッコ良さですが、クレバーな選択肢でもそれをカッコイイと思わせる演出はできるんジャマイカってのが今後の課題ですな。
そんなこんなでいろいろ無双な今回のセッションでしたが、今回も丹念な準備と、驚くべき物量で我々をもてなして頂き、胴体耐久力が危ういカシマのビグロにパブリクの対艦ミサイルを2発当ててハラハラさせつつ、その2発を「致命箇所に当てない」というすごい芸を見せてくれたGM。彼こそがダイス無双に違いありません!!
今回のセッションに参加したGM、プレイヤー各位、ほんとにお疲れ様でした。
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