8/25は国境のものすごい城砦の2回目でした。
パーティ通算だと今回で16回目。DMは自分です。
元シナリオとの相違点をプレイヤーさん達にもネタバレしない程度で書いております。
今回はいい感じで調整できたかな。
メンバー構成はLv8の勇者が6人
エルスティン 防衛役:ドワーフ/ファイター
ハンマー防衛役。Str-Con-Wis型のイケイケ女ドワーフ戦士。無限回でコンスタントに火力出る。
シェスティア 防衛役:エラドリン/ソードメイジ
機動防衛役。Int極-Conで守護タイプ。単騎掛けの能力がだいぶ高い感じ。
シャナイラ 指揮役:ハーフエルフ/バード/アーデントマルチ
遠隔・幸運操作系指揮役。ビシャスモッカリーワンドで制御力アップ。
ガヤルド 指揮役:ミノタウロス/ルーンプリースト
ハンマー指揮役。Str-Con-Wis型。突撃装備で火力も担当。
イヨエアクン 制御役:エルフ/ドルイド/モンクマルチ
高軌道制御(指揮)役。制御力と火力がだいぶ上がってきた感じ。
インディ 撃破役:ヒューマン/レンジャー/バーバリアンマルチ
遠隔撃破役。嫁宣言(レンジャーの標的)は忘れがちだけど、敵HPの確認はいいタイミングですね。
ネンティア谷、混沌の傷跡付近を舞台として繰り広げられる「国境の城砦」を8Lv向けに改造チャレンジするシナリオの2回目。ものすごいとか銘打ってますが、語呂的にインパクトが欲しかっただけでそこまで奇想天外な展開ではないです。
安息砦を狙うティアマトの勢力、その背後に安息砦の銀行家ロンニックの影が!という第1章に続いての展開でした。
今回は第2章のセッション2とセッション4を省いての2遭遇。PC達は司祭ベンウィックの占術から混沌の傷跡手前の「竜牙の丘」付近にロンニックが逃げ込んだという情報得ます。調べてみるとどうやらそこには双子の竜が巣を構えているらしいぞ、と。事前の情報収集から入念に装備を整えたPC達はロンニックを捕らえるべく出立します。
で、結果ですが、1戦目・2戦目ともに敵の嫌らしい能力に悩まされたものの、若干余裕を残した感じで勝利しました。防御力高めの構築に加えて指揮役×2の安定性、火力不足には戦力集中で対処みたいな感じでしたかね。
**シナリオに関して**
(ここからはオリジナル国境の城砦のネタバレも含まれています)
改行しますよー
2章序盤の展開は概ね原版と同じ、司祭のベンウィックはPC達を急かして「竜牙の丘」のティアマト勢力(とロンニック)の排除を要請します。エンカウンターとは違って事前準備をワイワイ検討できる環境なので、突入前に敵モンスターの知識判定を行ってもらい、装備品や消耗品などを購入してから向かってもらうようにしました。
--1戦目--
・ブラックプディング×2(8Lv精鋭暴れ役)
・ダークマントルのかぶさり屋×1(8Lv奇襲役)
・コボルドの「ウーズと語らう者」×1(7Lv砲撃)
ダンジョン入り口での戦闘。概ね2章第一遭遇の敵をMM2の遭遇例に倣ってグレードアップした感じ。キノコトラップは面倒なので割愛。戦術は暴れと奇襲がプレッシャーをかけ、砲撃役がなるべく遮蔽を得ながらチクチク撃ち込む感じで。
実際の戦闘では、HPと防御力が低いダークマントルが真っ先に狙われて1ラウンドちょいで撃破。その後、ブラックプディングが弓レンジャーに肉薄して遠隔攻撃を妨害しようと試みますが、なんとか射撃ポジションを確保しつつエルスティンとガヤルドがダメージを与え、分裂した雑魚プディングを手数の多いインディが処理というラインで各個撃破に成功しました。
敵砲撃役に単独シェスティアが向かって接敵していたわけですが、1on1で3~4ラウンドぐらい掛かっていたので、すっぱり無視して後回しするか逆に2人ぐらい向かって1~2ラウンドでカタを付ける戦術もあったかもしれません。
--2戦目--
・モグザルハー アダルトグリーンドラゴン(10Lv精鋭兵士役)
・グロスブザルハー アダルトグリーンドラゴン(10Lv精鋭奇襲役)
・コボルドの「ウーズと語らうもの」×1(7Lv砲撃)
原作第2章の2戦闘目は時間の関係でスキップ。戦場へのエントリーは螺旋階段を下るものとエレベーターを下りる2通りがあるのは原作通りです。戦闘MAPは原作だと狭すぎるため、エレベータ付近は原作通り、奥は広くて天井の高い自然洞窟っぽくしてみました。原作では幼いカッパードラゴンがいるだけなのですが、ちょっと盛り上げるために双子のドラゴンをデザインしてみましたよ。戦術は姉(兵士役のほう)が突っ込んでマークを撒き、そこに弟(奇襲役)が突っ込んでダメージを与えるといった感じです。
ちなみに姉には擬似ファイターの標的能力、弟側には姉がマークした目標に対して戦術的有利を得る特徴を持たせて双子の連携ぷりをアッピル。ロールプレイは姉が高慢で不遜な態度、弟は卑屈でちょっと頭悪い感じで。
ちなみに作成した敵データはこんな感じ。 → KotB_S2mod.pdf
PC側の当初の予定では、防御の薄い弟側を集中攻撃で落とす予定でしたが、弟はフライバイアタックで安全圏をキープ。姉が矢面に陣取ってプレッシャーを掛けますが、マークや制御のための攻撃でも地味にHPを削っており、途中から姉側を集中攻撃する方針に変更。姉はAC・HP共に弟より高めではありますが、やっぱり6人が一丸となって攻撃すれば火力は相等なもの、姉の重傷に慌てて弟も前に出ますが時すでに遅し、自分の敗北が信じられないという体で姉が撃沈し、弟も自暴自棄になって(割愛しましたが)撃破。
初っ端に速攻で砲撃を落とした後、戦術転換も上手くいっていい感じでした。DMとしてPC側に大きな損害は与えてませんが、色々考えて貰ったので満足。
その後、双子竜の巣を探索すると財宝と共にロンニックの潜伏場所と思しき地点3箇所を記した地図を発見。
大まかな展開としては、ロンニックを捕らえて尋問→ロンニックが疑惑を強く否定→嘘ついてないぽい?→領主に相談→とりあえず地下牢に捕らえておけ→ロンニックを護衛しながらPC達も地下牢へ→何故か地下へので入り口が落盤→パーティは地下に閉じ込められる→誰か黒幕がいるんだ→状況的に司祭怪しくね?→コンサルタントミスティックセイジズ→実はベンウィックはアヴァンドラの名を騙ったゼヒーア(悪)の司祭だったんだよ!という流れでした(割と誘導アリ)。そんなこんなでシナリオを第3章の地下ダンジョン探索へと繋げております。
原作展開だと第2章第4遭遇でロンニックVSベンウィックの自作自演戦闘にPCが混ざる展開なんですが、どうも色々と自分的に辻褄が合わない感じだったので展開を調整しております。
今回は敵モンスターの調整にWotCのオンラインツール使ってみましたが、日本語も使えていいですね。役割の変更とかLv変更をするとHPや防御値に自動で推奨値を提示してくれるのがとても便利。
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というわけで国境の城砦の第2章を端折りつつ終了。第3章では閉じ込められたPC達が街の地下に広がるダンジョン探索を開始。次回も色々ネタ仕込みますんでよろしくお願いします。